北野武の観察眼は表現力の極みに達し、1993年の「ソナチネ」においてイタリアのタオルミナ国際映画祭でグランプリを摂り、ヨーロッパ人気に火がつきました。「ソナチネ」に集約される表現形態こそ、北野作品を物語っていると言えますし、新たな表現の可能性も期待できます。… Read More


アウトレイジシリーズは、興行的にも成功し、評論家をも納得させる出来となりましたが、そこに愛は描かれていません。そして残虐な殺しの応酬が連続的に描写されていきますが、ここにも北野のリズミカルな柔軟性を見る事ができ、黒と言う名の印象を残すに留まっています。… Read More


普通映画で、人物をカメラで撮る時に、首から下だけを撮るようなプロットは有り得ませんが、北野武はあらゆる手法を解析し、ストーリーと画の美しさとバランスを崩すことなく、画期的な構成へと導く技量があるので、自ずと展開は無駄の無い抽象的なカラクリへと発展していきます。… Read More


1989年「その男凶暴につき」が上映されて、マスコミは活気立っていました。店舗よく区切られるカット割、狂気の暴発をシンプルな展開で織り成す演出方法など、研究しても解明されない、北野のセンスとスピード感溢れる、印象のプラズマはまさに驚異的な光となって現れました。… Read More